newへるす No.34
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7ポリープを摘除する方法(ポリペクトミー)です。この治療法は患者さんの体に掛かる負担が少ない、大変理想的な方法なのですが、残念なことに主として早期の大腸がんまでしか適応がありませんので、リンパ節転移のあるような進行がんに対しては、従来通りの手術による治療が行われます。 手術法としては、開腹をして大腸がんおよび転移しているリンパ節を切除する伝統的な方法に加え、最近では内視鏡の一種である腹腔鏡を用いて、最小限の傷をおなかに開けるだけで手術を行う腹腔鏡下手術も盛んに行われるようになりました。 また、上記の治療法と併用して、抗がん剤を用いる化学療法や、がん細胞に放射線を照射する放射線療法もよく行われています。 さて、最後は大腸がんの予後のお話をして、本稿の掉ちょうび尾を飾ることにいたしましょう。 実は大腸がんは、治療成績の良好ながんとして知られています。リンパ節転移のある進行がんであっても、治癒率はかなり高いのです。いずれにしても、いかにして早く発見するか、ということが肝心。自覚症状がない早期がんの状態の時に、便潜血反応検査の捜査網でキャッチさえできれば、多くの場合、怖いがんにはなり得ないことをご理解いただければ本望です。 わが国の音楽史にその名が燦さん然ぜんと輝く中村紘子さんは、誠に残念ながら不帰の客となられましたが、ピアノ、そして人生に対するその情熱と信念は不朽であると思います。本稿をご一読された皆さま、特に女性の方々は、これからも必ず健康診断や人間ドックの便潜血反応検査を定期的にお受けいただき、是非とも確固たる信念をトピックス増加する大腸がん~今、女性のがん死亡率1位であることをご存じですか?~

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