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子宮がん・乳がん検査Cervicalandbreastcancer Screening

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子宮がん・乳がん検査

 子宮頸がんは、子宮の入り口である子宮頸部の表面細胞にがんができる病気です。30~40歳代に多く、近年は20歳代で急増しています。子宮頸がん検診により、子宮頸部の前がん病変も判別できるので、早期発見しやすい特徴があります。しかし、がんの早期では症状が出現せず、進行してから性器出血や臭いのある帯下、腰痛などの症状が出てきます。従って、子宮頸がん検診を受けることが早期発見の第一歩となります。

Cause

 子宮頸がんは、ヒトパピローマウィルス(HPV、以下HPVと記す)というウィルスの持続的な感染が原因となって発症します。HPVの子宮頸部への感染はほとんど性交渉によりますが、このウィルスに感染すること自体は決して特別なことではなく、誰でも感染する可能性があります。HPVに感染しても、ほとんどの場合は自然に排除されますが、ウィルスが排除されずに長期間感染が続く場合があり、ごく一部のケースで5~10年かけて、子宮頸がんを発症します。また、喫煙はがんの発生を助長しますし、不規則な生活などで免疫力が低下していると、がんが発症しやすくなります。

What is HPV

 昔から男女ともに普遍的に存在し、普通の生活で感染するありふれたウィルスです。HPVには100以上の型があり、子宮頸がんの原因となるハイリスクHPVは13~15種類と考えられています。なかでも16型と18型が世界の子宮頸がんの約70%を引き起こしていると言われています。

Medical examination

細胞診

子宮の出入り口である頸部の上皮(表面の細胞)をこすって、がん細胞の有無を調べます。

経膣超音波検査

直径2㎝、長さ15㎝程の棒状の「プローブ」と呼ばれる器具を膣に挿入して、超音波(エコー)で子宮、卵巣、卵管の状態を画像化して調べます。
小さい筋腫や初期の腫瘍、卵巣の腫瘤の発見に適しています。

【ご注意】
次の項目に該当される方は
「子宮がん検査」はできません

  • ・妊娠中の方
  • ・子宮がんと診断され現在治療中の方
  • ・内診台にご自分で移動できない方
  • ・体重が134㎏以上の方
  • 注1.不妊治療中の方は事前に主治医にご相談の上、ご来院ください。
  • 注2.出産後の方は産後健診で経過に問題がないことをご確認の上、お申し込みください。
  • 注3.月経が開始し、経血量が多い時期は目的の細胞の採取が困難で、結果判定ができないことがあります。
How To View The Results

 従来の「クラス分類」表示に加え、米国で主流となっている「ベセスダシステム」が導入され、検査した細胞の状態が、より細密に記載できるようになりました。結果は従来のクラス分類に加え、アルファベットの略語で併記されます(下記表参照)。HPV検査を併せて行うことで、より病変の発見率が高まります。

※横にスクロールして表を確認いただけます。

従来の
クラス分類
ベセスダ
システム判定
用語説明 推定病理診断 解説

NILM 陰性 ①非腫瘍性病変
②HPV感染以外の炎症所見
異常な細胞は認められない。
扁平上皮系病変
Ⅱ-Ⅲa ASC-US 軽度上皮内病変疑い 意義不明な異形扁平上皮細胞 正常とは異なる注意すべき細胞が認められる。
正確な診断を行うために、詳しい検査が必要。
Ⅲa
Ⅲb
ASC-H 上皮内病変疑い 上皮内病変の疑い 正常とは異なる注意すべき細胞が認められる。
正確な診断を行うために、詳しい検査が必要。
Ⅲa LSIL 軽度扁平上皮内病変 ①HPV感染
②軽度異形成
正常とは異なる異形細胞が認められる。
前がん病変の可能性あり。
正確な診断を行うために、詳しい検査が必要。

HPV(ヒトパピローマウイルス)検査とは

 子宮頸部の細胞を擦り取り、細胞がHPVに感染しているかどうかを調べます。検査結果は陽性(ヨウセイ)または、陰性(フケンシュツ)と表示されます。検査でHPV感染が確認された場合(陽性)は、ウイルスの消滅を確認するために再検査を受ける必要があります。

Inspection

 マンモグラフィーも、超音波も触診では分からないような腫瘤(しこり)を検出することが可能ですが、どちらが良いか?という点ではかなり難しくなります。マンモグラフィーには写らないものが、超音波では発見可能であることも多く、逆に超音波では見逃してしまうような所見がマンモグラフィーでは微細な石灰化として見えることもあります。

マンモグラフィー

 マンモグラフィーは乳房専用のレントゲン装置で、乳房の中を見えやすくするために、乳房を挟んで撮影する特殊な装置です。乳房の中の脂肪や組織などをはっきりと写し出すことができます。微細石灰化像(1mmの1/10以下の大きさのカルシウムからできた白い粒々)などの触診ではわからないような小さな乳がんや、しこりを作らない乳がんなどを鮮明に写し出すことができます。

30歳代~

 若年層の乳腺は発達しているため、マンモグラフィーでは全体的に白く写ることが多く、白い色をした組織の中に白い病変ができるので、みつけるのが難しい場合があります。

40歳代、50歳代以上~

 年齢を重ねるにつれて乳腺が減少し脂肪に置き換わるのでグレー色の乳房に白いがんが見えるので見つけやすくなります。

  • マンモグラフィーでは、乳腺は白く見えるのに対し、脂肪はグレーから黒色に写ります。乳がんは白い塊として写ります。
  • 心臓ペースメーカーを装着されている方、水頭症等シャント手術をされている方、豊胸手術をされている方、妊娠中・授乳中の方は受診できませんので予めご了承ください。

エコー(超音波検査)

 乳房に超音波をあてて、跳ね返ってくる音波を画像化して診断します。エコーの特徴としては、腫瘤(しこり)を写し出すことに特に優れています。

30歳代~

 若年層の乳腺は発達しているためにマンモグラフィーでは全体的に白く写ることが多いので、エコーは若年層の乳がん検診には特に有効です。

40歳代、50歳代以上~

 乳腺の充実している30~40代の方におすすめしますが、早期乳がん発見には「マンモグラフィー」と「エコー」を併用することでより確実な診断が可能となります。

検診では50歳以上ではマンモグラフィー単独による検診、40歳代でエコーとマンモグラフィーの併用、30歳代ではエコー単独による検診というように年齢が若いほどエコーによる検診の比重が多くなっているようですが、それぞれの検査には長所と短所があり、写し出す画像も異なるため両方受診するのが最良と言えます。

Fee